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「プロローグ 見知らぬ場所で…」
(第1部)[1/1]

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目が覚めると見たことのない場所にいた。

いつも寝起きしている安アパートの一室じゃない。

見覚えの無い部屋の中だ。
あぁ、夢をみているのだろうと思った。

とりあえず体を起こしてみる。

自分を見るとやはりこちらも見覚えのない服を着ていた。
例えるならSFCのRPGゲームにいるそこらの村人Aの服?

体自体にも違いがあり、腕の長さや身長が違う。
元の自分はそろそろ30代に乗りそうなお兄さん(断じておじさんではない)のはずなのに対して、この体は少々筋肉が付いており腹筋が割れている。
TVでいう細マッチョというやつだろうか。

なにより自分は毛深くちとむさい髭面だったはずなのに、まるで女性のように毛が薄い。

確認した下に『男の象徴』はあったので男であることに間違いはないらしい。

夢は潜在的な願望だというが、なるほど俺は毛深いことがコンプレックスだったのか。


部屋の内装に目を向けると自分の寝ている寝台とテーブル。それに椅子が二つあった。

机の上にランタンがひとつとナイフがひとつ。
部屋の明かりはこのランタンだろうな。

他の家具はおろか、替えの服すらない。時計もない。
まぁ、夢だからな…そんな深いところまで想像しなかったんだろう。

現状の確認が済んだところでもう一眠りだ……。

どうせ夢だ。目が覚めたらいつものアパートに戻っている。











起きた。
まだ見覚えのない部屋の中だった。

「あ、あれ?」


しゅじんこうはこんらんしている。


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