AR Mobile Viewer

「【習作】 我が魔導を、鉄槌の騎士にささぐ。 【リリカルなのは】」
(第0部)[1/1]

[次話][目次][][登録]
「おまえの魔力をいただく。」

街灯の光が点滅し、その赤いシルエットを不安定に照らす中、俺は後悔とあきらめの混じった脳みその中で愚痴をこぼした。

夜の散歩なんて、柄にもないことをするんじゃなかった……。



 俺の名前は「山田太郎」。名前――――のことはできればつっこまないでほしい。

まさか第二の人生で、こんなエキセントリックなイベントに遭遇するとは、思わなかった――――――――――。

俺は、二次制作小説でいう「転生者」という、なんともいいがたい存在だ。

大半のヤツは「チートだ!」「原作介入だ!」「ハーレムだ!」…と、喜び勇んで己の欲望のままに赴き、脳内がマルハg――――じゃなくてハルマゲドンしてしまっったかわいそうな人たちだと思っているのは、はたして俺だけだろうか。

いやね、俺だって内なるコスモとか、隠された力とか、そうゆう厨二なヒーローパワーに憧れていなかったわけじゃないぞ。

子供のころの作文で、将来の夢はア〇パンマンになることだったしな。

いや、それはいい。もう20歳になる前に死んでしまったとか、死因が餅を喉につまらせた窒息死だとか、―――――神様に会えなかったとか、転生特典とか………。

いや、今はいい。今それどころじゃないんだよ!

「お前の魔力は、闇の書の餌だ。」

赤いゴスロリ+うさぎ帽子+トンカチ(凶器)=どう考えても「リリカルなのは」のヴィータさんです。ありがとうございました。


「え、え〜と君どうしたの?もしかして迷子?そっそうか迷子か!じゃあそこの角まがったとこの交番「ジャキ!」っひぃ!?」

こっこえぇぇぇぇ!!?

やべぇよ。これってたしか闇の書の蒐集事件だったか。今は二期ってところか。


それにしてもピンチだ。ピンチの連続だ!助けてダ〇ナァァァァァ!!



―――――――――ふぅ…おちつけ。まずは状況把握だ。

たしか「リリカルなのはAs」は、闇の書の守護騎士が、闇の書の主「八神はやて」の病を治すために、魔導士のリンカーコアを蒐集して闇の書を完成させるために奔走する話だったっけ。

蒐集―――――――ということは俺にもリンカーコアがある!魔法つかえるじゃん!!

すげえぇぇぇっぇえぇ!!やたあぁぁぁ!!――――――――――――――――って、それどころじゃねえし!!

つまり、どうやら俺にもリンカーコアがあって、ヴィータさんがそれを蒐集しに来たわけか。



――――――――――――結局、わかったのは危機的状況のままってだけか。ちくせう。


「…えと、見逃してください?」


「悪ぃがムリだ。」


ダヨネー

「アメちゃんあげるから。」

「ふざけてんのか?」

「ハーゲンダッツ買ってあげるから。」

「ぐっ!!…………………だめだ。」

間が長かったなぁ。

でもどうしようか。正直、一度死んだ身としては二度目は正直カンベン……チョイ待ち。

「…あの、質問しても?」

「…なんだ?」

おおう、こえぇな。

「その、君がほしいのは俺の持ってるリンカーコア?であって、その、べつに俺を殺そうと思ってるわけじゃないと?」

「っ……。」

口籠んなよ、こええだろ!!

「…………殺しはしない。」

「……え?」

「ほしいのはリンカーコアだけだ。命までは取らない。」

「ホントに?」

「ああ」

よっしゃああぁ!!死亡フラグ回避ぃぃ!!……かな?

とにかく、リンカーコア取られるけど命までは取らないみたいだ。

なんつーか、魔法つかえるかも!―――って思った矢先に取られるっつーのはなんか癪だけど、命には代えられんしね。ぶっちゃけ死にたくないしね。


「おっけー。おれの純情、君にあげちゃる!」

「???」

「……ただの妄言だ。それよりさっさと終わらせてくれ。」

俺、注射苦手だしね。

「…」

すると、彼女の手のひらの上に分厚い本が出てきた。あれが闇の書か。

そして、ふよふよと浮いていた本は、ひとりでに開き、まるで風でも吹いたかのようにパラパラとページがめくれていき―――――――



白紙のページに止まった。



『蒐集』

「――――――ぐっ!!?があぁ…!!」

「……っ」

胸のあたりから、まるでフォークでえぐられているような痛みが体中に広がる。



いってええええええぇぇっぇぇっぇぇぇぇぇぇ!?!?!?



イタイイタイいたいいたい痛い痛い!!!!

こっこれならまだ注射のほうがましだったーーー!!

先生ごめんなさい!!次からはちゃんと注射受けます!!

なんなら献血にだっていってやるぜ!!

もうホント予想以上の痛さだよこれえぇぇぇぇぇぇ!!?

はやくっハヤクオワッテクダサイ!!

ああああ鼻水とか、涙とか、とまんねぇし!

ぁ――――やべっ、ねむくなって……おっおぉ―――――……………




―――――――――ここで俺の意識は、途切れた。











     *****


意識が浮上して、最初に目にしたのは、

「しらない天……やめよ。」

あほらし。

それよりどこだろここ?全体的に白いから病院かな?

たぶん廊下に出ればナースさんくらいいるだろ。

そう思って体に力を入―――――――

「――――っていたたたたたた!!??」

な!?なんぞこれ!?なんかまるで全身筋肉痛になったような、筋にカミソリ入れ

られた様な痛みは!?

ううぅもうやだ、なっナースコールを――――――

「気がつきました?」

んう?

「気分はどうですか?」


えーと? この緑髪のべっぴんさんは、はて?どちらさんで……?




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



どうも、作者です。

練習も兼ねて書かせてもらってます。

まだまだ未熟者ですので、間違いなどがありましたらどんどん指摘してくださると

うれしいです。

更新が止まってしまったり、もしかしたら中途半端に終わってしまうかもしれませ

ん。

なんとか頑張って書いていきますので、なにとぞよよろしくおねがいします。




【修正しました。】

改行とかいろいろ。

[次話][目次][][登録]