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「君に会えた嬉しさよりも。」
(第0部)[1/1]

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あれは、いつ頃だったか。
俺は、召喚師になって・・・いきがってた。
先生みたいになれた試しはなかった。
あいつは、いつでも前向きで・・・でも、はらはらして、つい、ネガティブになってて・・・。
あいつも、そんな先生に・・・憧れてた。
俺の好きなやつ・・・海賊娘の、ソノラ。
俺と何かあるたびつっかかってきて、慰めてくれて。
そんなあいつに、いつのまにか惚れてた。
「・・・ふぅ。」
会いたい。
先生は、今日、迎えにくるっていってた。
『サプライズだよ♪』
サプライズをサプライズだと言っては、サプライズにはならないだろう。
あの人は頭がまわるにのに、・・・肝心なところでボケる。
「・・・・・・・はぁ。」
サアッ。
風が吹いて、共に感じる、懐かしさ。
「・・・・あれ、ナップ?」
「・・・!ソノラ!!」
会えた。
その嬉しさよりもでかかったものがあった。
愛おしさーーーーー。
目の前ではにかむ少女は、昔とあまり変わらない。
いやーー、大人っぽさが、出てきた。
愛しい、愛しいーーー。
思えば単純。抱き寄せていた。
大好きだーー、ソノラ。
ポツリとつぶやけば、ソノラの顔は朱に染まる。
そんなことでも、愛しく思えた。
ほおにキスを送ると、にやっと笑って、愛おしさを抑えて、つぶやく。
「どしたんだー?」
「うぅ!?」

それから、しばらく、俺はこいつをからかって遊んでた。
次の日は、ソノラに顔真っ赤でシカトされた。

ーーーーごめん。
でも、会えた嬉しさよりも、思ったり強かったんだ。
君への、愛おしさが。

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