AR Mobile Viewer

「平和から戦慄へ GS美神 一部クロスあり」
(第0部)[1/1]

[目次][][登録]
午後2時。
土曜の午後は平和だった。
そして、非日常が当たり前のこの場所も平和であった。

とあるボロアパートの部屋ではなにやら楽しそうな声がしていた。
「よっしゃ〜上がり〜!。」
「負けちゃいました〜。」
「ようやく大富豪になれたでござる。」
「今まで大貧民だったくせに。」
と発言の順に横島、おキヌ、シロ、タマモである。
「と、いうわけで最下位は罰ゲームだな。」
と、横島が言うとタマモが。
「今度は私が罰ゲームの内容を決めるわよ。」
といい、「なぜ拙者ではないのでござるか。」
とシロが残念そうにいったが、
「あんたが変なのを決めたら夕食はどうなるのよ。どうせレアのステーキ10人前とでもするつもりだったんでしょ。」とタマモが推測していうと、図星だったのかシロは黙って睨んでいた。
「というわけで横島はおキヌちゃんに1分間こちょこちょ攻撃ね。」
とタマモが決めた。
「仕方ねぇなぁ。おキヌちゃんゴメンな。」
というと、横島はおキヌをくすぐり初めた。
こちょこちょこちょこちょ。
「きゃうっ。きゃはははははっ。」
「まんべんなくやってよ。」とタマモが煎餅をかじりながら見物していた。
しかし、何故かその目は怪しそうに光っていたが。
何か企んでるのかと考えた横島は、あまり脇を攻めるのをやめ、太もも、膝などをくすぐり、
様子をうかがった。
おキヌにしてみれば、いつもの普段着ではなく、露出の少ない制服で良かったと思っていたが、
守りが薄い太もも、膝をくすぐられることは予想できなかった。
こちょこちょこちょこちょ。
「うひゃっ、よ、横島さんっ。くすぐったいですよ〜っ。」
と涙目になりながらいったが、タマモが
「あと10秒。」といって2袋目の煎餅に手をつけていた。
横島は嫌々ながら最後に脇を除く太もも、膝、ふくらはぎなどをくすぐった。
一方のおキヌは、太もも、膝などを中心的に身体中をくすぐられながらも、タマモが不敵な笑いを浮かべているのをみて、
「横島さん、もしかしたらタマモちゃんを警戒して???。」と考えていた。
「はい終了。お疲れさん。」とタマモがいい、くすぐりの刑は終わった。
すると横島が
「おいタマモ。左手に隠し持っているのはなんだ?。」と半ば分かりつつもいった。
「あっ。これ?。文珠に決まってるじゃん。」と文殊を見せた。
文字は録音となっていた。
「やっぱりか〜っ!!。」と横島は叫んだ。
「これを美神さんにばらされたくなければ高級油揚げよれしくね。」
とタマモが勝ち誇ったような((計画通り)という某死亡日記の主人公。))顔していった。
「こんなんばっかしや〜っ!!。」と横島は泣き叫んでいた。
あわれ横島。
するとそこへ、ル○ン3世のテーマ曲が鳴り初めた。
横島が携帯をとり、画面を見ると彼らの雇用主、美神からの電話であった。
どうやら急きょ仕事が入ったらしい。
横島一行はすぐに事務所に行くと、とても人間とは思えない曖昧な巨漢?らしき人がいた。
「こ、この人が以来主ですか。」
と横島が美神に尋ねた。
するとアカデミックドレスを着て妙なカツラを着け、バカバカしい付け鼻をつけた生物が、
「いえいえ。今日私が訪ねてきたのは、私の生徒が霊能力をもっているかもしれないので、
どうすればその才能を活かせるかということを相談に来たんです。」
といった。
次の瞬間カツラ、付け鼻を外し、黄色い球体の顔を持つ何ともふざけたような表情をした姿に変わっていた。どうやら一瞬で着替えたようである。
「はじめまして。私、殺せんせーという者です。」
巨大生物殺せんせーが自己紹介した。
「ところで、あなた方のお名前を教えていただけますか?。」
と聞く殺せんせー。
「どうもっす。俺横島忠夫っす。」
「はじめまして。氷室キヌです。」
「拙者は犬塚シロでごさる。」
「タマモよ。」
とそれぞれ自己紹介をした。
「なるほど。よろしくお願いします。横島くん、氷室さん、犬塚さん、タマモさん。」
殺せんせーは楽しそうに笑いを浮かべながら、
「ところで、皆さんは学生さんですか?。」
と聞いた。
「横島クンとおキヌちゃんは高校生でシロとタマモは学校には行ってないわ。」
と代わりに美神が答えていた。
「それで?どんな霊能力をもった生徒ですの?。」
と美神が仕事の話を切り出した。
「呪術を使ったり、物に呪いをかけたりする能力をもった生徒です。私はオカルトの分野はどうも苦手で、霊能力を扱う仕事にゴーストスイーパーという職業が存在することを烏間先生から聞きましたので、訪ねてきました。」
殺せんせーは説明した。
美神は少し考え込むと、
「実際に会ってみたいわね。」
といい、来週末に殺せんせーの受け持つクラス、3-E組を訪ねることにした。

第1部 完

[目次][][登録]