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「GS美神 re-start of Yokoshima オリジナルキャラあり」
(第0部)[1/1]

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2016年、2月。
平日、午前11時頃の東京のとある町。
1人の若者が年甲斐もなく全力疾走していた。
その男、名を横島忠夫といった。
世界を救った英雄、しかし英雄とは思えない恰好であった。
シックなスーツに身を包み、オールバックにまとめた髪を印象的な
赤いバンダナでまとめていた。
向かう先はもちろん、彼の勤め先、美神除霊事務所であった。
そして、その事務所まであとわずかというとある路地にて、1人の男とぶつかった。
「バッキャロー?。どこ見て歩いてやがんだ。」
いそいでいた横島は、歩いてきた男に向かって叫んだ。
ぶつかった男は、
「すまんな。ちょっと考え事をしていたもんだからな。」
と誤った。
横島は改めてその男を見た。
土と似たようなボロボロのコート着こみ、背中にはなぜか亀の甲羅を模したようなリュックを背負い、右足には空っぽのホルスター、背中にはMateba Model 6 と似たようなおもちゃのような銃をしまい込んでいた。髪はところどころはねており、左右から2本づつねじ曲がった角のような髪をはやし、後頭部あたりからはこれも1本の巨大な角のような髪がはえている。といったなんとも奇妙な人物であった。
「この近くに有名な除霊事務所があると聞いてきたんだが、迷っちまってな。」
と男はいった。
「たぶんそれうちの事務所だな。何のようだ?。」
横島は一応ビジネススタイルで接して聞いた。
「それは着いてから話すよ。」
こうして2人は事務所に到着した。

雷鳴が響く夜、とある東京の郊外にて除霊が行われていた。
「しっかし用とは除霊の見学とはなぁ。」
横島はあの奇怪な男が除霊現場を見学させてほしいといったときはさすがに驚いた。
「あんたもそれだけ期待されてるってことじゃない。真面目にしなさいよ。」
と横島の雇用主、パートナーである美神令子がいった。
今回の除霊、巨大な猫の悪霊を祓うというものであるが、なにぶんにも素早く、
手に負えないらしい。
「おキヌちゃんは海外へ研修だし、シロや玉藻は人狼の里だし、2人だけだとこんなに大変だって改めて感じるっすね。」
と横島がぼやきながらも栄光の手で悪霊猫を追い詰める。
「とどめ?。」
と美神が放った神通鞭で悪霊猫は強制的に成仏した。
しかしその際に追い詰めていた横島がバランスを崩し、何かをつかもうと手で空中を探った。そして見学していた男のベルトをつかんでしまったようで、当然そのまま金属製のフェンスにぶち当たった。
美神がそれに気づき、助けるその瞬間に金属製のフェンスに特大の落第が発生した。
落雷と同時にフェンスは吹き飛び、地面もえぐれた。そして、煙が収まったあとには、
横島と見学していた男の姿は消えていた。
それを見た美神の表情がムンクの叫びのような表情になっていたことは言うまでもない。

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