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「勝手にFF10-3」
(第0部)[1/1]

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FF10は細かい設定を少し知ってるぐらいにやりました。
FF10-2は100%endを見るくらいにやってます。

ストーリーは特典の続きです。

10を今からプレイする方は読まない方がいいです。
実際にプレイして物語を楽しんでください。
10-2を含むネタバレ要素あり。

何も知らない方にも楽しんで頂けるよう前書きやあとがきで補足できればと思います。
質問もどうぞ!


プレイされた方や気にしない方は海坊主の物語をご覧ください。

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『君とはもういっしょにはいられないんだ。』

ビサイドとキーリカの連絡船の甲板に寝転び、ユウナの言葉を思い出す。

『他に好きな人が出来たから。』

『君の知らない人。』

空は俺の気持ちとは逆で晴れわたり、スフィアバードが鳴き声をあげ、船を旋回する。

モヤモヤした気持ちを吐き出すように声を出す。

「あー!もうっ!」

本当は、
(知らない人って、誰ッスか!)
って言いたかった。

「まだ、大召喚師ユウナ…サマのことを考えてたんですか?」

女の子が声をかけてきた。

この子はチュアミ。
“葬儀師”の護衛としてベベルから来た。
葬儀師ってのは少し前まで召喚師だったけど、祈り子が居ない今は異界送りをしている人のことを言うんだ。


「そ、そんなことねぇッス。」

「顔と声に出てますよ。まぁ、無理も無いですね。大召喚師サマは復活した“シン”のことでいっぱいいっぱいですから。」

驚いたかもしれないけど、シンは復活した。
それが理由でまた旅に出ているんだ。

「おい!ルカから放送が始まるぞ!」
乗客の一人が声をあげる。

乗客や船員たちが慌ただしくなった。

ラジオスフィアから女性の声が聞こえる。
ユウナだ。

シンが幻光河周辺で復活したことを語ると乗客達が動揺したが、

「私、シンを倒します。必ず倒します!」

ユウナの芯の通った言葉に歓声が上がる。
多分この時、スピラ中が湧いたんじゃないかと思う。

いや、絶対そうだ。

だって、昔と変わらない覚悟を感じたんだ。
それを聞いて少しだけホッとした。

「ユウナ…サマはシンを倒すそうですねぇ。
私達で先にシンを倒しますか!」

「“サマ”ってなんッスか。俺の前で露骨にユウナを嫌ってんじゃねぇッスよ。
それにシンはそう簡単に倒せるもんじゃねぇッス。」

「ティーダさんは一度シンを倒したじゃないですか。きっと出来ますよ。」

あの物語を知っている人はあの場所にいた俺達と俺達に関わった人達、
後はスピラのお偉いさん達くらいかな。

スピラの人は事実を知っているだけで真実までは知らない。
ユウナ達も自分から語ろうとはしなかったし、“永遠のナギ節”のスピラに必要無いしな。


シンは親父だった。
祈り子達との協力でシンの本体である“エボン=ジュ”を倒した。

ユウナとユウナの親父さんの覚悟。
アーロンの信じた『無限の可能性』。
祈り子達の願い。

あと、
俺と親父の絆も少しくらいあったかもな。

あの時の気持ちを思い出し、顔が熱くなる。
表情を見られたくないから背中を向け、気の無い返事をする。

「出来るかもな。」

「出来ますよ!」

見事に回り込まれ、顔を食い入るように見られた。
俺の表情に困惑しているみたいだった。

慌てて別の話題をふった。

「ルールーにビサイドから叩き出されたしな。ヤレることはやってやるッス。」

「あの村長のことはいいんですよ!あのデカいだけの女!」

「? 身長は同じくらいだろ?」

「もういいです!」

顔を真っ赤にして怒る。

ユウナは嫌ってて、ルールーは苦手といった所か。
複雑なんだな。


船の側面から声が上がる。

「魔物だー!」

ティーダとチュアミの前に複数の魔物が現れた。

「シンのコケラ!シンが近くにいるの?」

「いや、いないみたいだ。デカい魔物が居たら直ぐに気付く。
みんな下がってて!」

「ティーダさん戦闘は久しぶりなんじゃないですか。」

「問題無いッス!ソッコーで片付けるッス!」

チュアミは銃を構え、ティーダは剣を抜く。

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シンとの戦いから三年、ヴェグナガンとの戦いから一年のスピラです。

チュアミは特典のボイスドラマに出てきます。
後に、クルグムって男の子も出てきます。
基本は10と10-2のキャラで頑張ります。

その他はオリキャラです。

この物語の為に補足の10のネタバレします。

詳しい方はスルーでOKです。


初回なので知っていても問題無い所から

10の始めにティーダが迷いこんだバージ=エボン寺院(ティーダが焚き火をした)
回りにスピラ文字が書かれています。
あれは昔、シーモアが書いたものです。
何を書いているかと言うとこれからのシーモアの計画と人とグアドに対する恨みなどです。
シーモアは人とグアドのハーフで他のグアドにイジメられていました。
グアド族は他の種族を見下していたのも相まってヒドいものだったでしょう。
種族の差別によりシーモアは父ジスカルの命令で母親と共にバージに島流しにされました。
その期間は十年です。

生い立ちのせいで歪んでしまったシーモアを嫌いになれません。


キスだけは許さねぇけどな!

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