AR Mobile Viewer

「EVE -forever-」
(第0部)[1/1]

[次話][目次][][登録]
EVE -forever-

「I would like if I may to take you…失礼。私の名はジャッジマン。アイドラーランキングの公平なる裁定者。さて今回、晴れて『第11回ディテクティブ・ヴァケーション』が開催される事となりましたが、まずはアイドラーランキングについて、ご説明致しましょう」

「そもそも1925年、アイドラーの前身となる世界探偵協会(World Association of Detectives)が誕生しました。この団体を通じて各国の警察組織や弁護士事務所などから事件捜査の依頼が行われ、団体加盟者の中からその案件の解決に最適と評価される探偵に、依頼が割り振られるというシステムです」

「このような団体が生まれた事によって探偵の社会的地位は一定の保証がされ、例え仕事を一件も解決していなくても、最低賃金が発生するようになりました。しかし、賃金が発生するという事は、能力に応じた支払いが発生するという事でもありました。それがアイドラーランキングです」

「ランキングはクラスFから始まり、最高位のクラスAともなると世界で30名しかいないという、厳しい世界でもありました。ここにさらに、史上初の『AA』クラスが誕生したのです」

「では、このランキングは果たして、どのように決めるのか…答えは簡単です。それぞれの腕前を、競わせれば良いのです!探偵としての捜査能力や推理力。尾行や変装、ピッキングやハッキング。あるいは射撃能力や格闘能力。話術、詐術、あるいは奇術。およそ探偵の定義から外れようとも、実務能力が全て。そう、結果が全てなのです!」

「つまり、事件解決数と解決難度。この両方においてポイントによる評価を行い、ランク分けがされるのです。しかしこれはこれで、新たな問題がありました。同じランクでも、その実力の優劣は一般人には分かりにくいのでした」

「そして生まれたのが、四年に一度の再評価システム。年間ポイントによるワールドカップ。その中から選定されたクラスAとクラスAAのシード選手による、バトルロイヤル。同じランキングの探偵は、同じランキングの探偵にあらゆる方法で勝負を挑む事が出来る!これぞディテクティブ・ヴァケーションなのです!」

「勿論、下位クラスが上位クラスに挑む事も可能。勝てばポイント総取り、負ければポイントを全て失う…まさに下剋上!」

「それでは!今回選ばれたトップランカー達をご紹介しましょう!」

アメリカ代表 『冒険野郎』エンゲス・マクガリバー
       『世界一ついてない男』ジョン・マクラーレン
       『最強のコック』ケーシー・ライドバック
       『眠らない男』ジャック・バウハウアー
       『パケットモンスター』ピコチュー

日本代表 『悪運』悪行双麻
     『絶対推論』舞ノ小路水陰
     『最年少クラスA』八十神かおる
     『31人目』天城小次郎
 
フランス代表 『囚人』ハンニバル・レクトル
       『性の伝道師』エマニエル・クリステル
       『宝石泥棒』ピンク・パンセラ
       『トランプポーカー』フランク・マルシャン

イタリア代表 『神父』ドン・マテヨ

スペイン代表 『名無しの探偵』本名不詳

ブラジル代表 『至高の天才』アル・カンターラ

メキシコ代表 『双子の探偵』クレイジー・ベビーシッターズ

ドイツ代表 『心霊術師』ヘルガ・ウルフマン

ベルギー代表 『事件に愛される男』闇塚弥平

スウェーデン代表 『人間核弾頭』ドラコ・ルンドグレーン

中国代表 『肥龍過紅』サモ・ファン・カンポー

ロシア代表 『赤い探偵』ヘルムート・グロー

インド代表 『六本指』リティック・ローハン

オーストラリア代表 『借金取り』ジェイク・アイリッシュ

アイルランド代表 『サイコメトリスト』クライフ・マクドガル

イギリス代表 『女王』ヴィヴィアン・イーストウッド
       『クラスAA』ジャスティス・ジョージ・スペンサー・フィッツアラン
       『秘書』ジュエル・フランシスカ
       『魔術師』ジョナサン・クリック
       『生ける伝説』ボア・グルリス

「いずれも名うての猛者ばかり…しかし今回は、この31名に挑戦しようというクラスBの探偵がいるのです。その者こそが、今大会のダークホースなのです。そして、その人物とは、皆さんもよくご存じの人物であります」

「私が言わずとも、もうお分かりでしょう……それでは皆さんお待ちかね、探偵達の競演をお楽しみ下さい……ディテクティブ・ヴァケーション!ヒア・ウィー・ゴー!!」

[次話][目次][][登録]